蒲郡ホテルの航空写真(カラー)

ホテルの歴史

見たことない航空写真をいただきました。

しかもカラーで、これはすごい迫力です、素晴らしい写真、さていつのでしょう?

ホテルの左上に志賀製粉さんの立派な社屋が見えます。これは昭和50年代に建てられた建物のようですので昭和50年以降の写真ですが、この写真はいつの写真、というより蒲郡ホテル、常磐館全景、ホテルへの渡り廊下、共楽館、緑西閣まで写っている数少ない航空写真で画質も良いのでしっかり見ていきたいと思います。

常磐館本館全景、大迫力です、そして渡り廊下伝いに100畳の大宴会場、そして梅別館(現竹島)へと続く渡り廊下。常磐館玄関前の黄色い車も意外と気になります。このすごさ分かっていただけますでしょうか。本館は明治45年です。そして増築を重ね昭和55年まで営業した風格。

玄関前の塀は現在も同様と言いますが本当でしょうか、明日海辺の文学記念館に見に行ってきます。

共楽館の一部残っているのが(いくつかはなく駐車場になっています)大浴場と物産陳列場です。赤い屋根見えますが緑西閣のようですね。ホテルの歴史の中では昭和51年に共楽館、一部を除き取り壊す。昭和57年に常磐館取り壊しとありますので昭和51年から57年の写真と思われます。ちなみに緑西閣の後方に見えるのは寄宿舎ですが立派ですね。

残念ながらこの航空写真で見れなかった共楽館の建物は、図面によると売店や娯楽室、共楽館大食堂、休憩所でした。

屋根だいぶきてますね。。。昭和62年にはかなり修復されたと思われますが、現在も似た感じになっていますね。

ん・・・・2階のラウンジの手すりが白いのではないでしょうか。

2階のラウンジの手すりが白いではないですが、しかも意匠を感じないシンプルな感じ。色も形も昭和62年に復元したものだと思いましたが違うようですね。

そういえば気になってたんです、先日修復の打ち合わせしてた時、木枠の外のタイル真っ白で。中は茶色、木枠の下はモルタルに無理やり塗った感じ、外は何故か綺麗な白いタイル!結局のところ木枠は以前白だったようですがやはり現在の色の方がいいと思いますのできれいに補修します。

白い手すりの証拠を見つけました。錆もありますので金属製だったようです。その昔は茶色だったのでしょうか。。。昔は茶色で白の時代があったのでしょうか???

と思い調べてましたら早速仲間が見つけてくれました、これは昭和50年代の鉄製の白い写真より古いと思われる写真で木の手すり、しかも意匠を感じる作りで。色はモノクロ写真なので断定できませんが茶色と思われます。(想像)ちなみに外のタイルは茶色でしたので前述の白いタイル説は暗礁に乗り上げました。

昭和53年ごろの営業中(桜の間に電気ついてますので)の写真ですが、ロイヤルのテラスの手すりが。。。ない、ない、あぶないですね。。。紐が見えます。

昔は紐が張ったあればよかったのでしょうね。

これが現在の写真ですが木が伸びましたね。いえいえ、そこではなく、ホテル・六角堂・竹島・鶯宿亭と現在も建物が現存しており活用。そして常磐館の場所には常磐館文化を忘れることないよう建てられた「海辺の文学記念館」、緑西閣の場所には「バンケットホール」、娯楽室の場所にはチャペル、松別館の場所には杜と海の社神前式場があります。変わるべきものと変わらないもの。。。いいですね!

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